【社会】ウナギの味そっくり ナマズ 近大など4年半かけ共同開発

1名無しさん@Next2ch:2015/07/05(日) 22:55:13.82 ID:jq90ajma

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/images/PK2015070502100033_size0.jpg
共同開発されたナマズを使ったナマズ重。見た目はうな重(上)とそっくり

ウナギによく似た味がするというナマズを、近畿大の有路(ありじ)昌彦准教授(4 0)=食料経営経済学=と鹿児島の養鰻(ようまん)業者が共同開発した。かば焼きにすると、ウナギより脂はやや淡泊だが、うまみがあり身も軟らか。試験販売の評判も上々 で、流通ベースに本格的に乗れば、現在のウナギ原価の半額以下に抑えられる見込みという。絶滅危惧種に指定され「高根の花」と なった本家の代役になれるか。

「いずれウナギの稚魚が手に入らなくなるかも。代わりになる魚はないか」。開発のきっかけは六年前、養鰻業者が有路准教授に漏らした悲痛な声だった。当時、ヨーロッパ ウナギの資源量が減少し、資源規制が議論されていた。

近大は完全養殖のクロマグロ「近大マグロ」の成功で知られるが、ウナギは「卵からの完全養殖の難易度が高く、二十年はかかる」と有路准教授。そんな時、滋賀県長浜市の漁師が琵琶湖の北側でとった天然のナマズを食べたところ、「泥くさくなく、脂も乗っておいしかった」。

調べると、ナマズは岐阜県海津市などで郷土食として食され、完全養殖技術も確立されていた。そこで四年半前から全国のナマズの味を比較。味の良しあしは水質と餌によって変わることが分かった。

昨夏からは鹿児島県の養鰻業者の協力を得て、地下水で育てたナマズに既存の養殖用餌をさまざまにブレンドして与えることに。その結果、今年二月、脂の乗りや身の弾力、皮の硬さなどがウナギに近いナマズが完成。それまでに試食したナマズは数百匹に上る。

五月、奈良県の料理店でナマズ重などとして試験的に提供すると「すごくウナギっぽ い」と好評だった。食味は「ウナギとハモの中間」で、ウナギと同じように高タンパクで脂質をほどよく含み、ビタミンBも多いという。

ソース
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015070502000116.html


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