インターネット回線を利用したIP電話に不正アクセスされ、身に覚えのない国際電話の料金を請求される被害が相次いでいる。
電話会社によると、2014年度以降、全国で少なくとも124件が確認された。中には1カ月の通話料として約500万円を請求されたケースもあった。
電気通信事業者協会などによると、複数の回線を使う場合に設置する電話交換機「IP−PBX」に不正アクセスされ、海外に自動的に電話がかかる手口。
交換機のパスワードが初期設定のまま変更されておらず、アクセスを許したケースなども目立つという。
NTT東日本は「当社の設備の故障ではないので原則支払ってもらう」とする。通信事業者は、
▽第三者が推測しやすいパスワードは設定しない
▽国際電話の必要がない場合、利用できないよう設定する−−
ことなどを呼び掛けている。
ソース
http://mainichi.jp/select/news/20150613k0000m040129000c.html