これに対して、木村屋の経営陣は抵抗しているようだ。
関係者は「直営店から撤退すれば『経営の危ない企業』というレッテルを貼られ
原材料メーカーが取引をやめてしまうのが業界の常識です。経営陣はそれを恐れています」と語る。
関係者の証言によると、経営陣の一部は代替案として「トップの交代」をりそなに提示しているという。
「現在の木村光伯社長は創業家出身の7代目ですが、いとこに木村周一郎氏がいます。周一郎氏は、親族との確執から
独立してフランスパンのブーランジェリーエリックカイザージャポンを起業して成功しました。
一部の経営陣は、その周一郎氏をトップに据えたいようです。ただ、周一郎氏のフランスパン以外の手腕は未知数であり
必ずしも特効薬になるとは限りません」(関係者)
一方、退職した社員たちは手厳しい。
「経営陣は、山崎製パンのような長方形でボリュームのあるパンが今の主流であることを理解できず
小ぶりのあんぱんや蒸しパンに固執して自滅しています。
新たな主流商品を開発していかない限り、木村屋に未来はないでしょう」(元社員)
このまま妙案が出ないようでは、同社の看板商品である「酒種あんぱん」が、近いうちに百貨店から姿を消すことになりそうだ。
(文=編集部)
以下ソース
http://biz-journal.jp/2015/02/post_9008.html