ガン逃げ
対戦ゲーム等で攻めを捨て、完全に逃げに徹すること。アーケードゲームによく見られる。
基本的には、タイムアップでの判定勝利を狙うために行われる。
または相手が厨キャラを選んだり、ゲームバランスを崩す様なバグ技等を使用してきた際に、嫌がらせ的に行われる等。
キャラの機動力の差が激しいゲームではガン逃げが狙えないこともない。
しかし、ほとんどのゲームでは全力で逃げても、対戦としての形が無くなるような展開にはならず、追撃される。
格闘ゲームの場合は、基本的に攻める方が圧倒的に有利である為、時間ギリギリまで行われる事は少ない。
だが、ゲームバランスが悪いゲームではその限りではない。
機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムがそのわかりやすい例。
一部の高機動力機体では、完全なガン逃げが可能であり、機体の相性次第では2対1でも追撃が困難。逃げ行為自体が有利になってしまっており、判定勝ちが無く、タイムアップになると両軍が負け扱いになる仕様のため公認大会では逃げ行為が続発してしまった。急遽、あからさまに逃げたらペナルティーというルールが追加された程である。制作者側も、大会において「逃げないで戦って下さい」と度々発言していた。
誤解の内容に言っておくと「逃げ」という行為自体が悪いのではない。
ゲームによっては、最初から逃げながらの戦い、距離を取りながらの戦いを前提としているキャラもいるし、立ち回り的に接近されると不利になるため間合いを取るケースもある。
時間切れの際、残体力により勝敗が決まるゲームで、判定勝利を狙って逃げるのは「勝ち」を目指しての行為であり恥ずかしいことではない。
戦い方は人の自由。
逃げる事自体は立派な戦法であり手段である。
問題視されるのは勝負の体を成さない行き過ぎた「逃げ」である。通常の範囲なら誰も文句は言わないが逸脱すれば別。
あまりにも度が過ぎた一方的な逃げが成立するとゲームとしての面白味が無くなってしまう。
そもそも安易なガン逃げが可能な仕様にする制作者側に問題がある。バーチャロンのように、ゲームによっては相手から逃げることは立ち回りの巧さ、高いテクニックの証明となることもあるがガン逃げが簡単に狙えるもの、キャラの性能差によって一方的にできるのはバランスや調整が悪いと批判される。
もっとも、勝負の形を崩すようなガン逃げが成立するケースは少なく、前述のガンダムVSのような例は稀であるのだが。
制作者側もこのような現象、戦法は潰しにかかっており、GGでは攻めずに逃げてばかりいるとステータスが低下するネガティブペナルティというシステムが採用されている場合がある。
なお自分から仕掛けず、相手の出方を窺って反撃するというスタイルのガン待ちとはまったく異なる。
度が過ぎた逃げ、勝負を投げての逃げ、相手を馬鹿にするような逃げは対戦相手に不快感を与えるマナー違反の行為であり、リアルファイトの引き金にもなりかねない。勝てないからといって見苦しく逃げるよりは素直に負けを認めよう。逆に勝ちに拘るが故の行き過ぎた逃げもやめよう。
相手が何であれ、最後まで堂々と全力で立ち向かおう。
自分で入れた百円をどう使おうと勝手だろ、なんて意見もあるかもしれないが、対戦の場合は相手も百円払っているということを頭に入れておこう。
また前述のとおり、逃げることが戦法となっている場合もあるので相手が逃げたからといって怒って台パンや口