全ての人間の中に眠っている能力、神業!!
地上であって地上でないどこかに、その神業に目覚めし者たちが集められる場所が存在していた!!
八百万の校舎で形作られている、その場所の名は!
業に喰われし者たちを調伏するために、その神業を行使する者たちの名は!!
タカマガハラ
『タカマガハラ』とは、川井十三によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画である。
アニメ化・実写化もされた稀代の名作『暗殺教室』と同期(2012年)ながらひっそりと歴史の陰に消えて行った漫画だが、
その奇抜な演出、トーンの少なさ(手抜きとも言う)を大胆に活用した巧みな作画、
次のページをめくらずにはいられないスリルに満ちた展開などから再開を望むファンも多い。
単行本は全2巻で、上巻が「葦原編」、下巻が「高天原編」となっている。
あらすじ
高千穂町に住む山田五兄弟は、長男のムサシを筆頭に格闘技の鍛錬にいそしむ熱血五兄弟。
しかしその三男・山田ヤマトは漫画家になるのを夢見ており、格闘技には無関心。その漫画もとても人には見せられないレベル。
ある日ヤマトは体育の授業で特殊な能力「神業」に目覚め、翌日には絡んできた不良・フカキョンを隣の校舎まで殴り飛ばしてしまう。
自らの身体に起こった変化に疑問を隠せないヤマトだったが、ある日友人が謎の通り魔に襲われていると知る。
駆けつけたヤマトの目に映ったのは、全身から刃を放つ神業使い・織羽の姿だった!
ヤマトは織羽を「神業」で倒すが、そこに担任のキクチが出現し、その「神業」で織羽を本の中に封印してしまう。
キクチから突きつけられた選択肢はふたつ。
他人に被害を出す前にここでキクチに封印されるか、キクチの部下になって神業使いを倒すか…。
大切な家族や仲間を守るために、戦う牙を得たヤマトは立ち上がる。
今、タカマガハラに新たな伝説が生まれようとしていた…!!