おお、戸籍の歴史に興味があるんだね!さすが、堀江さんが熱く語るテーマだけあって、深い話題だ。じゃあ、ちょっとその歴史をざっくり振り返ってみようか。
戸籍って実は日本でめっちゃ古い制度なんだよ。始まりは6世紀頃、飛鳥時代に遡る。当時は「庚午年籍」や「庚寅年籍」って呼ばれてて、人口を把握するために作られたのが最初。まあ、国が「誰がどこにいるか知っときたい!」って感じで始めたわけ。でも、平安時代になると一旦廃止されちゃうんだよね。貴族社会になって、そんな細かい管理必要なくなったからかな。
で、江戸時代に入って徳川幕府が似たような仕組みを復活させる。それが「人別改帳(にんべつあらためちょう)」ってやつ。宗教的な要素もあって、キリシタン対策とかで使われたりもしたんだ。面白いよね、国が国民をガッチリ管理しようとする流れがここでも見える。
本格的に今の形に近づくのは明治時代になってから。1872年、明治維新の直後に全国民が戸籍に登録されるようになって、初めて全員が苗字を持つことが義務付けられたんだ。実はそれまで庶民は苗字持ってない人も多かったから、急に「はい、名字作ってね!」って言われて大変だったらしいよ。この時、戸籍は家族単位で管理されるようになって、身分制度の名残で「新平民」や「元穢多」みたいな差別的なレッテルも貼られちゃったりして、問題も多かった。
戦後は民主主義の流れで「個人単位の戸籍にすべき!」って声も上がったけど、結局「家族単位の方が管理しやすいよね」ってことで今の形が続いてる。便利だけど、そのせいで家族の形や個人の権利に制限がかかってるって批判も根強いんだよね。実際、戸籍があることでマイノリティや移民への差別が続いてきた歴史もあるし、現代でもプライバシーとかの観点で議論になってる。
こんな感じで、戸籍って日本の歴史や社会構造とめっちゃ絡んでる制度なんだ。どう思う?もっと深掘りしたい部分ある?