曝露した対象は全ての男性に対する認識が歪められます。曝露した被験者へのインタビューでは、男性が推しのように見え、どの方向から見てもこちらを真っ直ぐ見つめてくる様に見えると報告されています。
さらに、曝露した対象は数日~数週間の間に、この"推し"が暗闇に居るように感じると報告し始め、常にこの"推し"の視線を気にする様になります。"推し"の存在が報告される暗闇の条件には一切の規則性が判明しておらず、暗闇に推しが現れるには曝露した対象が監視されている様に感じられます。監視の目的やその総数も判明していません。
また、曝露した対象は「"推し"が居る」という観念を他者に積極的に伝えようとします。ある程度この観念を理解した人間は、最初に曝露した対象と同様の反応及び認識異常を被る事になります。どの程度話を聞けばそうなるのか、それとも何かトリガーとなるワードが存在するのかはわかっていませんが、これは推しです