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TOEICとTOEFLは、試験の目的が大きく異なります。TOEICとは「Test Of English International Communication」の略。こちらは英語による実践的なコミュニケーション能力が評価されるテストです。試験はリスニングとリーディングで構成されており、日常会話やビジネス会話がよく出題されています。そのため日本においては、英語能力を重視する外資系企業や大手企業の海外事業部で、TOEICスコアの提出を求められることが多くなっています。
一方のTOEFLは、「Test Of English as a Foreign Language」の略。日本をはじめ、英語を母国語としない国の人たちを対象に実施されているテストです。TOEFLは海外留学のための試験で、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において入学・卒業の基準として用いられています。 これに準じて試験もアカデミックな内容となっており、先に述べたTOEICとは異なる勉強法が必要だといえます。
つまり、TOEICは「ビジネスに活かしたい」「日常会話を身につけたい」という人のための英語能力試験であり、TOEFLは海外で不自由なくキャンパスライフを送るために必要なテストなのです。