欲望の翼
ブエノスアイレスと同じウォン・カーウァイ監督
とにかくレスリーの寂しそうな姿を撮らせて右に出るものがない
オムニバスものでレスリーは女を夢中にさせる魔性の男を演じているが
そりゃこんな目されたらあたしが守らなくちゃって気になるよねぇという目をする
1分間一緒に時計を見てくれという口説き方も秀逸
なおその表情を出すためにか母親との間にトラウマがあるレスリーに
母親との間にトラブルを抱えた役をやらせたおにちくぶり
皆が切ない片思いをしているお話
なおレスリーが死ぬ為陽気な気分にはなれない
ひたすら切ないだけ
ラストシーンは今まで全く出なかったトニーレオンが延々と身繕いをしている
新しい物語が始まるんだなあと予感させて終了