――なぜ「野獣先輩」を捜索しようと思ったのでしょうか。どういう意図で、今回の番組を企画されたのでしょうか?
かなり前からゲイビデオに出演しているある男性の画像や動画が「野獣先輩」の名称で広くネットに無断転載されていることは存じておりました。
普通に考えれば肖像権の侵害ですし、倫理的にも許されないことではありますが、その流行の理由に「野獣先輩」という存在は、
インターネット上で架空の人物であるかのようにされているという現状が一旦を担っていることを知り、今回の企画を発案しました。
なぜ野獣先輩が架空の存在ではないことを知らしめることに、野獣先輩の流布を止める効果があるのかについては、
過去ニコニコ動画で野獣先輩と同じくゲイポルノ男優として広く拡散していたビリー・ヘリントンという人物の例があります。
同じくニコニコ動画で無断転載されていたビリー・ヘリントン氏が、イベントのゲストに登場することになり急速にその動画や画像が出回らなくなりました。
「動画の中だけの人」が「現実に存在する人」になることで人々の倫理観が元に戻ったのではと考えております。
もちろんビリー・ヘリントン氏のように番組に映ることや、出演することの許可を出すのは紛れもなく野獣先輩本人です。
許可なく無理やり映像に映すことなどできるわけがないのに、『晒して笑い者にする気か』といった意見には正直閉口します。
それと、野獣先輩が出演を承諾しなかったとしても、自分たちが拡散している画像の人物が本当に存在するんだということを世間にはっきりわからせることに意味があると思います。