(CNN) 米アリゾナ州のユーズリー・マウンテン公園で朝のハイキングを楽しんでいた23歳の男性がハチの大群に突然襲われ、搬送先の病院で死亡する騒ぎが28日までにあった。
同州マリコパ郡の保安官事務所などによると、被害者は1000回以上刺されていたという。
一緒にいた友人らが地面に倒れ、体一面がハチだらけの被害者を助け出そうとしたが、ハチに邪魔されて、かなわなかったという。友人らはハチから逃げるため近くの手洗い所へ駆け込んでいた。
保安官が多用途四輪車を使って被害者に近づいて、車内に収容し、現場から離れることに成功していた。被害者の体はハチに覆われ続け、残りのハチも車を追い掛けてきたという。
今回の騒ぎを受け、襲ったハチの居場所や種類などを特定するまで公園内の2カ所のハイキングコースや駐車場、手洗い所の閉鎖が決まった。
マリコパ郡の保安官事務所はハチが人間などを襲う頻度が増えてきていると警告。ユーズリー・マウンテン公園などの場所に出掛ける時は周囲の環境に注意するよう促した。