ふぇ
赤ちゃんアザラシと交尾しようとするラッコ
性的欲求不満のイルカが暴力的な行動を起こすのと似ていて、
雄のラッコは雌と出会えないと他の生物で不満を晴らそうとするのがしばしばみられる。
カリフォルニア沖に生息しているラッコでは、雄が赤ちゃんアザラシを襲う傾向がある。
雄のラッコが、赤ちゃんアザラシを突然襲い、海の中へと強引に引き込む。
アザラシが暴れて疲れ切るか死んだあとに、雄はアザラシと交尾しようとする。
なんと、雄の中には、死骸と1週間も寄り添い続けるものもいるというのが驚愕だ。
ペンギンと交尾しようとするアザラシ
2008年に研究者たちが若いアザラシがキングペンギンと交尾しようとしている所を観察した報告がある。
ゆうに100kgはあるアザラシが15kgのペンギンにのしかかり、1時間程交尾しようとした。
最終的に交尾をあきらめ、ペンギンを逃がし、また海の中へと戻って行った。
この報告例は、人ではない哺乳類が系統の大きく異なる脊椎動物と交尾しようとする所を捉えた初めての報告であった。
このアザラシは同種の雌を獲得できなかったのかもしれない。
アザラシがペンギンを殺し食べようとする行為が性的行動へと変わったと研究者たちは説明している。