801サロン@チラシの裏避難所 457枚目 #458

458名無しさん@Next2ch:2015/11/17(火) 14:49:10.82 ID:???

>>451
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/26(日) 21:14:33.08 ID:ztykbwQs0
俺が小学生の頃の話。

俺が住んでいた町に廃墟があった。
2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。
ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、
地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。

ある日、俺は友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。
まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。
そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。
友人と近づいて確認してみると、扉の前に「わたしは このさきの へやに いるよ」と書いてあった。
俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。
歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に「わたしは ひだり に いるよ」と書いてあった。
少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。
すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に「あたまは ひだり からだは みぎ」と書いてあった。
友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。
でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。
部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に「わたしの からだは このしたにいるよ」と書いてあった。
下を見ると、「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」。
俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。

それからはもう、その場所には近づいていない。

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。