現在、南アフリカ・プレトリア大学哺乳類研究所の科学者たちが、南極近くのインド洋に浮かぶマリオン島で撮影した“ある映像”に、
世界中の人々が驚愕している。というのも、その映像がペンギンをレイプするオットセイの様子を捉えたものだったからだ。
英「バークロフト・メディア」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、プレトリア大学の科学者たちがオットセイに
レイプされるペンギンの姿を目撃したのは、2006年、2011年、2012年に続き今年で4度目になるという。
浜辺に群れるキングペンギンたち。そこにやって来たナンキョクオットセイ――。すると、オットセイが突如ペンギンを追いかけはじめ、
1羽を捕らえる。そして無理矢理地面に押さえつけた上で、行為に及んでいる。ペンギンは何とか抵抗しようと必死にもがくが、オット
セイの力にはかなわない。やがて諦めたペンギンは大人しくなり、あとはオットセイにされるがままである。周囲のペンギンたちもオット
セイの行為に恐れおののき、手出しすることができず固まってしまっている。
研究者たちの観察によると、行為は時間にして約5分。オットセイ側はオスであることが確認されたが、ペンギン側の性別については
分からないという。4回の観察のうち3回で、オットセイは行為後にペンギンを解放していた。解放されたペンギンの股からは、出血も
見られる。その一方で、殺して食べてしまったケースも一度見られたという。
オットセイのこのような行為について、研究者たちは学術誌「Polar Biology」上で様々に考察を行っているが、はっきりとした理由は
いまだ分かっていない。しかし近年、オットセイのオスたちの間で、ペンギンとの性行為が次第に広がっているのではないかと考えら
れているようだ。つまり、無理矢理ペンギンと行為に及ぶことが、何らかの理由で、すでにオットセイの習性となりつつあるというのだ。
一体何が、オットセイをここまで掻き立てるのか……。自然には、まだまだ私たちの想像の及ばないことがたくさんあるようだ。
ttps://www.youtube.com/watch?v=ABM8RTVYaVw
ttp://tocana.jp/2014/12/post_5436_entry.html