おひるねのじかんだよ
おねえさんがごほんよんであげるね
「『うさぎのねがお…ごくり…』
こかげでねむるうさぎさん そのねがおに ついついみいってしまいました
『…かわいい』
むいしきにかがみこみ そしてきがつけば そのしせんはくちびるへと すいよせられていきました
『いかんいかん なにかんがえてるんだおれは いくらこいつがかわいいっていっても
おとこだぞ それにいまはしょうぶのさいちゅうだ これはいちじのきのまよい そうなんだ よし いこう』
と たちあがろうとしたそのときです かめさんはそのうでを うさぎさんがつかんでいることにきがつきました
『やめちゃうの?』
『う うさぎ おまえおきて』
かめさんはおどろきました うさぎさんはぬれたひとみをかめさんにむけています
『キス したいんだろ へんたい』
『ば ばか おれがそんなことおもうわけ』(しかし かめさんのかめさんはさきばしって ふらいんぐぎみです)
『じゃあ いいよ かめがしてくれないんなら おれがする』」