801サロン@チラシの裏避難所 144枚目 #57

57名無しさん@Next2ch:2015/05/19(火) 23:11:16.53 ID:???

 明かりを一切消し去った寝室で一組の布団の上に寝そべるAの共襟を、Bはぐっと掴み左右に開こうとした。
 薄く汗の浮く胸が襟の間から覗き、さらにそれを暴こうと動く乱暴な腕を、しかしAはやんわりと拒んだ。

「B、今日はちょっと」
「…どうしたんだ?」

 常ならばこの状況でAが拒むことはない。普段とは異なるその言動に、Bは訝しげな表情で尋ねた。

「えっとーー」

 それを見たAは何かを言いよどんだあと、結局何も言わずに口を噤んでしまう。だが、そのような曖昧な態度をBは許さなかった。

「体調でも優れないのか?」

 気遣わしげな色を含ませた聞き方に今度は、えっ、とAが焦ったように声を上げた。

「その、違うんだけど……」
「じゃあどうしてだ」

一頻り遊んだから放り投げるよぉ

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