まこちゃんと呼ばれたお兄さんは盛大に漏らしながら「ふえぇ…助けてハルぅ」と泣き出した
わらしがくっさいくっさいと叫ぶと後ろで順番待ちをしていた髭のおじさんがビクッと肩を震わせる
その手にはアテントのミニパック
いつしかまこちゃんの水溜まりにはカブトムシが集まってきていた
「店内で騒ぐのはやめたまえ、店員さんも困っているじゃないか」
学ランを着た奇抜な髪型のいかつい男子高校生が中年男性を注意したかと思うと床のカブトムシをムシャムシャと食べ始めた
わらしは帰ったらチラシちゃんを荒らそうと思いながらプリンをその場で啜った