>健康な成人にもしばしば見られるが、認知症や統合失調症などの妄想性疾患・自閉症では特に顕著な症状である。
独り言自体は全く無関係な他者の観点からは異質性を醸し出す嫌悪の姿に他ならない。
しかし独り言を呟く人間が全て異常という観点も誤りである。人間は強烈な精神的衝撃を受けた場合、
必ず自己の主観を取り戻そうとする為に、様々な逃避、代謝行動を行う。この行動内容は多岐に渡り、
誰に伝聞の結果を求めるでもない言語を呟く事(自己の立ち位置が現実であると自我による認識を再確認する為)により、
自身を保とうとする行動も例に含まれる。ごく一部の明らかな精神疾患に基づく行動(奇声、大声)はともかく、
一般の日常生活を送る人間は、上記の呟き等の行為を行う事によって、様々なショックから立ち直ろうとするのが平均とされる。
しかし過度にこの症状が出る場合は強迫性障害の場合もある。