ほんこれ↓
●ホイットニー文書
この文書は、昭和天皇ヒロヒトが占領軍司令部に対し表明した見解の要約が
全編にわたり記された、「極秘」扱いの、英文三頁以上にわたるメモランダム
である。1946年4月から6月の間に、東京駐在の国務省員によって作成され、
マッカーサーの腹心であったコートニー・ホイットニーの私物として保管された
後、1970年代前半にヴァージニア州ノーフォークのマッカーサー記念に寄贈
され、1978年に機密解除されている。
二、三週間前に占領が長く続くべきであるとの希望を述べた根拠を説明
したい。日本人の心には未だ封建制の残滓が多く残っており、それを眼こそ
ぎにするには長い時間がかかるだろうと感じている。
日本人は全体として、自己の民主化に必要な教育に欠けており、さらに真の
宗教心にも欠けており、そのため一方の極端から他方の極端へと揺れやすい。
日本人の封建的特徴の一つは、進んで人に従おうとする性格にあり、日本人
はアメリカ人のように自分で考える訓練を受けていない。
徳川政権は、民は指導者に従うべきであり、そのため忠誠心以外はいかなる
道理も与えられてはならない、という論理のうえに築かれていた。かくして、
平均的な日本人は、自分で考えることにおいて昔からの障害に直面している。
http://yaplog.jp/kenchicjunrei/archive/61