擬似接尾辞の語形成
現代の英語では、意味をもった語が他の語の右側に連結されるケースが多く観察されます。例えば、すでに日本語の一部となっているカタカナ英語のクラスメートclassmate, チームメートteammate, ルームメートroommate等の語ですが、いずれの語にも、その右側に’仲間’を意味する語、mateが連結されています。
しかし、これが接尾辞でないことは明らかです。先ず第一にmateは’仲間’’を意味する名刺です。第二に接尾辞ならば基本語の品詞を変えるはずです。ところが、mateは基本語の名詞の意味を変えるだけです。そこでこのタイプの語を擬似接尾辞(筆者造語)として整理しました。
擬似接尾辞は、接尾辞だけでは作りきれない現代の様々な語の必要によって自然発生した語形成のように思われます。
1. –craft
2. –fold
3. –folk
4. –hand
5. –head
6. –man
7. –mate
8. –proof
9. –to-be
10. –ware
11. –wise
12. –work
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