「和田さんは、もう賞味期限切れ感が凄いので。来年も紅白出るために話題作りにしか思えませんね。
各音楽番組で大御所枠で出たいプライドもあるとは思うのですが、実際近年はヒットも乏しく、話題もない。
あるとすれば、バラエティタレントとしての和田さんがよくネットニュースになってるぐらい。
アーティストとしてのプライドはあるので、デビュー50周年を前に『自分はアーティストなんだ!』って示したいんだと思います。
そのためのマーケティングではないでしょうか」
■アーティスト和田アキ子は、ぶっちゃけどうなのか
そういう面があるも、和田の音楽的才能について業界関係者はどう思うのだろうか。
「アーティストとしては日本のR&Bの元祖と言われてるし、実際歌も上手いです。
歌謡曲しかなかった日本に、かなり純度の高いブラックミュージックのエッセンスを持ち込んだ女性アーティストのひとり。
『古い日記』(あの頃は?ハッ! のやつです)とか今でもカヴァーされまくってますしね。
とくに、オリジナルバージョン当時の和田さんのキレキレっぷりと、アレンジのカッコよさは、今でも感嘆に値します」
大御所アーティストのフェス出演は、今の音楽業界における苦境をよくあらわしている。
大御所も呑気にしてはいられないのだ。
その一方で音楽ファンとしては、今まで触れることのなかったベテランたちのパフォーマンスを観ることができる幸運な時代なのかもしれない。