somethingnewmetro 4 months ago (edited) 22:15 今では当たり前の当たり前すぎる「監督が別モニター画面を見てカットを確認」ということを日本映画界ではじめてやったのが伊丹十三 それまではキャメラでいちいちアングル確認をやっていたとか
■■■ 黒澤明はそれについてあまり良くは思っていなかったようだけど、それはさておき、このシーンで画面に写ってないにも拘らずメインの山崎努さんまでもがちゃんと乱闘の音だしをしていることにオドロキ!こういうのはスタッフの仕事かと思っていた。
■■■ 黒澤明はカラーにも反対してた人だから、元々画家だけあって、最新テクノロジーにはかなり保守的ですね。 一方で伊丹さんは大阪大学工学部を受験しようとしていた理工系なので、技術に強く、パソコンやインターネットもいち早く目をつけていた天才。 スーパーの女 からは いち早く映画制作をHPで、毎日アップしていたそう。今ネットフリックスとかで新作撮影してたら間違いなく、YOUTUBEで、伊丹さんがドキュメンタリーを同時にアップし、「本番公開」し、大人気になってたような気がします。
■■■ 黒澤組の名スクリプター野上照代は、中学生の頃の伊丹十三の面倒をみていたから伊丹は世に出てからも乳母のような存在である野上には腹蔵なく意見していますね。
黒澤映画の代名詞とも言える望遠レンズの画は不自然だとか…。 野上女史は困惑しきっている様子でしたがw
書いてみて気がつきましたが、二人の関係ってなんだか漱石の「坊っちゃん」のようですね。