『アベンジャーズ/エンドゲーム』
五段階評価
アイアンマンのファンとして★★★★
キャップのファンとして★★
ソーのファンとして★★★
10年間観て来たファンとしての評価は★★★
アイアンマンは前作からの流れでトニーが何らかの犠牲を強いられるのだろうという予想と
トムホランド版スパイダーマン2の予告で恩師の写真を見つめるピーターが出た際の予感込みで星4つ
RDJがかなり思いをこめて演じていた
キャプテンアメリカは初回作から今まで本当に素晴らしかっただけに最後の最後でガッカリ感が増す
タイムトラベルの瑕疵は作品内でもお茶を濁していたから脇に置くとしても
単独作で強調していたシャロンカーターの存在やウィンターソルジャーの立場について何も触れず
キャクターとしても完結作としても空転したまま
ダンスで個人的な幸福を象徴し終わらせるやり方は果たして妥当だったのか
ヒーローも人間であるという主張はこれまで充分に描かれており、それだからこそ何度も立ち上がり戦う姿が尊いという
過去のあらゆる描写を反転させた裏側のキャップを見せられた気分である
すっきりしないものを抱えて星2つ
ソーについてもフェイズ1を気に入って観続けてきた者にとっては星2.5でいいくらいだが
既に単独作第三作目においてそれまでの描写からやや改変され
その改変がフェイズ3全体を損なうことなく効果的に続く延長上にあったため、これはこれでありとして星3つ
傷心から自堕落になり隠居サノスを殺害し亡き母に会って話す弱さに心打たれた
なお、ソーには今後もまだ活躍が用意される作品があるかもしれないという所謂大人の事情も一応考慮に入れておく
※長くなるので以下分割