『スプリット』
何をおいてもクレアの父親が気の毒な映画である
父から親切さを学び育ったのであろうクレア自身も
たまたま送迎に同乗しただけであろうマルシアも気の毒である
多重人格ホラーとして観てもいまいちだった
次々現れる人格がどれもステレオタイプかつそのまんまな演技なため人物の底が知れてしまい
次の行動あるいは出てくる人格が読めてしまうのはプロットとして致命的
ビーストもその例外ではなくそもそも演技云々の問題以前に名前を聞いた時点でネタバレバレである
ちなみに「アンブレイカブル」は面白かった
ストーリーラインにおける意外性の追求よりも
まずプロットがちゃんと功を奏していたからであろう