心温まるヒューマンドラマとして高評価らしいが、
よくある、音楽家になりたくてなれなかった男の話
音楽のみで食えず30歳で安定収入と作曲のための自由時間確保のため高校の音楽教師の職につく
子供ができて安定収入のため音楽教師を続けなければならなくなる
息子にジョン・コルトレーンからとって「コール」と名づけるが、息子は生まれつき聾唖
教職と作曲でほっておかれた妻が、私と息子にも目を向けろとキレる
息子も大きくなれば父親に認めてもらいたくてキレる
45歳のとき、教え子で、音楽の才能がありNYへ行って歌手になるという ("now or never"だと言う)女子生徒の誘いを退け、自分の音楽仲間の連絡先を渡して彼女を見送る
60歳で高校の財政事情のため失職。妻と立派に成長した息子、30年分の教え子たち、教師友達、に
拍手されて最後の指揮
中年になり45で音楽と未来を諦め家族の元に留まり、老いて他者からの感謝と過去への暖かい拍手を得た
彼は納得したのだろうか
最後、教え子たちが会したときにも、NYへ行った女子生徒の現在は語られない