『しつこい』
『お前たちは本当にしつこい 飽き飽きする 心底うんざりした』
『口を開けば親の仇 子の仇 兄妹の仇と馬鹿の一つ覚え』
『お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう』
『身内が殺されたから何だと言うのか 自分は幸運だったと思い元の生活を続ければ済むこと』
炭治郎『お前何を言ってるんだ?』
『私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え』
『何も 難しく考える必要はない 雨が風が山の噴火が大地の揺れが どれだけ人を殺そうとも天変地異に復讐しようという者はいない』
『死んだ人間が生き返ることはないのだ 何時までもそんなことに拘っていないで 日銭を稼いで静かに暮らせば良いだろう』
『殆どの人間がそうしている 何故お前たちはそうしない?』
『理由は一つ 鬼狩りは異常者の集まりだからだ』
『異常者の相手は疲れた いい加減終わりにしたいのは私の方だ』