17歳の両手切断、地主を逮捕 パキスタン
2015/12/30 13:12(ラホール/パキスタン)
【12月30日 AFP】パキスタン警察は、1万5000パキスタンル ピー(約1万7000円)の借金を返済しなかった家族への報復 に、農業労働者である家族の17歳の子どもの両手を切断した として、ラホール(Lahore)近郊の地元有力者である地主と 共犯者2人を逮捕した。
事件は約2か月前、ラホールの北西約80キロの農村地域ハ フィザバードで起きたが、被害者のアクラム・アブ・バカー ルさんの家族が決意して警察に届け出たのは28日だった。
地元警察によれば、事件後、家族は地主のアサド・イスラ ル・ウル・ハク容疑者からのさらなる報復を恐れて故郷に 戻っていたが、地元の記者から、泣き寝入りせずに問題を明 らかにするよう説得されたという。
また、犯行には飼料となるわらや草の切断機が使われたと いう。
パキスタンの農村地域では、地主がかなりの権力を振るっ ており、雇用している農業従事者らに対して一種の封建制度 を敷いている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3071773