将棋の渡辺明竜王(32)は17日、三浦弘行九段(42)の将棋ソフト不正使用疑惑を日本将棋連盟に指摘したことについて「メディアの取材に対応したことにより、三浦九段にご迷惑をかけたことを申し訳なく思う」と謝罪した。11期目の防衛を果たした第29期竜王就位式で述べた。連盟の委嘱で疑惑を調査した第三者調査委員会は先月、三浦九段の「不正行為の証拠はなかった」としている。
第三者委の調査報告書によると、疑惑を週刊誌が取り上げることを知った渡辺竜王が連盟の理事に伝え、その後の処分の発端となった。「メディア」は週刊誌を指すものとみられる。竜王戦の挑戦者に決まっていた三浦九段は出場停止処分を受け、開幕直前に丸山忠久九段(46)が代わって挑戦した。【山村英樹】
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