イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したことに対するコメント
イシグロ氏と同じように親の仕事の関係で、5歳ごろから英語圏で育った望月氏が
イシグロ氏のある「感覚」について違和感を表明している
>日本・日本語では大変な品格があったり、溢れる愛情や親しみの対象だったりする事物が、
英語で表現した途端に、「どうしようもない原始的な未開人どもが、やはり原始的な未開人どもらしく、
世にも頓珍漢で荒唐無稽なことをやっているぜ」というような印象を与える表現に化けてしまいます。
過敏と言われるかもしれませんが、私は子供のときから英語のこのような空気に対しては
非常に強烈なアレルギー体質で、自分たちがどれだけ根源的にコケにされているか全く自覚できずに
英語や英語的な空気を浴びせられることに対して憧れのような感情を抱くタイプの日本人の精神構造が全く理解できません。
イシグロ氏とは別の方向で、言語に鋭敏なんですね