ストーリー
3年前、大学講師のジョン・ブレナン(ラッセル・クロウ)は、妻ララ(エリザベス・バンクス)、息子のルークと幸せに暮らしていた。ある朝、自宅に警察が現れ妻を連行していく。容疑は上司の殺害。日頃から仲が悪かった2人は殺害される直前にも口論をしていた。また現場から車で立ち去るララの姿が目撃されていて、さらには彼女のコートから被害者の血痕が見つかる。ララは現場で女性とぶつかりボタンが取れたことを供述するが、その可能性が議論されることはなく裁判は結審、有罪が確定してしまう。刑務所での生活に絶望し、自殺を図り、病院に担ぎ込まれるララ。無実を固く信じてはいても、控訴が絶望的な中、自殺するほど追い込まれた妻を救い出す手段は脱獄しかないと決意したジョンは、過去に何度も脱獄を成功させた男と接触し、警察の包囲網が敷かれるまでにかかる時間の話のほか、脱獄には周到な準備と大金が必要なことを教えられる。ジョンは刑務所の構造やその規則、日課などを調べる一方で、家を売って脱獄のために必要な資金を作る。脱獄後の逃亡先を決める一方で、麻薬の売人に接触し、偽造パスポートを手に入れる。そして3日後、ララが遠くの刑務所に移送されることを知ったジョンは、いよいよ計画を実行に移すことを決意するのだが…。