ストーリー
近未来。荒涼としたアメリカは、東海岸沿いに広がるメガシティ・ワンを残すのみとなっていた。
政府も国家も消え去り、そこで唯一秩序を守っているのが、警察官であり裁判官、そして刑執行の権限が与えられている集団、ジャッジだった。
しかし、毎分12件、1日17,280件の深刻な犯罪が報告される中、ジャッジが対応できるのはたったの6%に過ぎなかった…。
ジャッジの中で一番有能なドレッド(カール・アーバン)は、その日主任のジャッジに呼び出され、新人ジャッジの適性テストを任される。彼女、アンダーソン(オリビア・サールビー)は21歳。
アカデミーに入学するも成績が芳しくなく合格ラインに届かなかったが、彼女には人の心が読めるという特殊能力があり、最後のチャンスが与えられたのだった。
そんな中、200階建ての超高層ビル、ピーチツリーから3人の男が突き落とされるという事件が起こる。アンダーソンを連れ、現場へ急ぐドレッド。
このビルを牛耳るのは悪名高きギャング、ママ(レナ・ヘディ)の組織で、彼らが事件に絡んでいると見たドレッドは、ビル内の麻薬密売所に踏み込み、ケイ(ウッド・ハリス)という男を拘束する。
ケイの自供による情報漏れを恐れたママは、ビルを取り囲む防御シールドを降ろしビルを外界から遮断し、ドレッドらをビル内に閉じ込める。かくして2対ギャングたち75,000人の全面戦争が始まったーー。