この経緯から、俗語としての「ガイジ」とは、本来の語意より抽象化された、
女子学生の発言に由来したネットミーム的な意味合いが強い。
今日のネット上では2ちゃんねるやtwitter(ツイッター)などを中心に気軽に
使用されるようになってきているが、元々はれっきとした差別用語で、(漢字で
書くと「害児」となることからも容易に想像はつくが)その他の「池沼」などの語
彙と比較しても非常に強い侮蔑のニュアンスを含んでいるため、間違っても
絶対に人前で使用してはいけない。不用意にこの言葉を使えば品性を疑わ
れるどころか、下手をすれば人間関係を崩壊させかねないため、くれぐれも
他人に対して使用することは極力避けられたい(英語圏で「Fuck」を連呼する
人間が卑しく思われるのと同様)。
もともとは知的障害を持つ子供への差別語であったが、最近では身体障害者、
発達障害者、精神障害者を含む意味合いにもなっている。が、そもそも本物の
障害者ではなく知性の低い人、狂った言動をする人を指す罵倒語としての
使用が圧倒的に多い。
余談だが、ネットスラング化して以降この単語をガ↑イ↓ジ→(カイジと同じ)と
発音する者も多いが、関西圏でのアクセントはガ↓イ↑ジ→となる(関西の
若者言葉では三音節の単語では二音節目にアクセントを置く傾向がある。
例:マ↓ク↑ド→、ユ↓ニ↑バ→など)。