東京マーケットダイジェスト・6日 円大幅安、株急伸
(6日15時時点)
ドル円:1ドル=145.82円(前営業日NY終値比△1.64円)
ユーロ円:1ユーロ=159.61円(△1.71円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0946ドル(▲0.0006ドル)
日経平均株価:34675.46円(前営業日比△3217.04円)
東証株価指数(TOPIX):2434.21(△207.06)
債券先物9月物:144.90円(▲1.16円)
新発10年物国債利回り:0.885%(△0.130%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.24600%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<国内>
<発表値> <前回発表値>
6月家計調査(消費支出)
前年同月比 ▲1.4% ▲1.8%
6月毎月勤労統計(現金給与総額)
前年同月比 4.5% 2.0%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は買い優勢。日経平均株価が大きく上昇したことを手掛かりに、投資家のリスク志向改善を意識した買いが先行した。9時過ぎに146.36円まで上昇した後、144.30円台まで押し戻されるなど、この日も値動きの荒さが目立ったものの、15時にかけて再び146.10円台まで上昇。「日銀・財務省・金融庁が午後3時から三者情報交換会談」との報道も買い材料として意識されたようだ。
・豪ドル円も買い優勢。日本株高を背景にした買いの流れに沿って、9時過ぎに95.51円まで上昇した。その後はドル円と同様に93.90円台まで調整が入ったが、総じて円売り・豪ドル買いの動きが目立った。
なお、豪準備銀行(RBA)はこの日、政策金利を予想通り4.35%で据え置くことを決定した。声明では「インフレ率が持続的にターゲットレンジ内に収まるまでには今暫く時間を要する見通し」「インフレ率が持続可能な形でターゲットレンジに向かって収束していると確信できるまで、金融政策は十分に引き締め的である必要」などの見解が示された。
・ユーロ円も買い優勢。ドル円や他のクロス円と同様に上下に振れる場面はあったものの、一時は160.22円まで上値を伸ばす場面も見られた。
・ユーロドルは小動き。円絡みの取引が中心となったため、相場は1.09ドル台半ばで方向感が出なかった。
・日経平均株価は4営業日ぶりに急反発。前日に4500円近い過去最大の下げ幅を記録した反動で、自律反発狙いの買いが優勢となった。外国為替市場で円買い・ドル売りの動きがいったん収まったことも買い戻しを誘い、指数は一時3400円超高まで上昇。終値ベースでの上げ幅も過去最大となった。
・債券先物相場は4営業日ぶりに大幅反落。前日に急騰した反動が出たほか、日経平均の大幅高を背景にリスク回避の動きが和らいだこともあり、債券売りが優勢となった。