会(FRB)の元エコノミストであるクローディア・サーム博士が提唱したもので、失業率の「3ヵ月移動平均」と「過去1年間の最低水準」の差が0.5%以上上昇した場合、1年以内にリセッション入りするとの説であり、過去50年間、7回のリセッションで有効だった。
7月は0.53%へ上昇しており、景気後退入りの「炭鉱のカナリア」が鳴き止んだ。
サーム氏は7月雇用統計発表後に、「米国はリセッションに陥っていないが、良い方向には向かっていない」と述べた。そして、米国人が労働力として復帰して、移民が流入するのに伴い、労働参加率が上昇していることによる失業率への影響を注目すべきだと警鐘を鳴らしている。