3万5750円のレンジを想定する。
先週末のNT倍率は先物中心限月で14.12倍に上昇した。25日、75日線が位置する14.09倍水準を上回り、一時200日線が位置する14.18倍まで切り上がる場面もみられた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱い値動きが日経平均型の重荷となったが、東証プライムの値下がり数が連日で9割を超える全面安商状のため、相対的にTOPIX型のマイナスの影響が大きかった。今週はAI関連などハイテク株の動向が注目されるなか、ナスダック指数が26週線(1万6700ポイント)水準を支持線としたリバウンドをみせられないと、ややNTショートに振れやすくなる可能性がある。
2日のVIX指数は23.39(前日は18.59)に上昇した。4月19日の直近高値21.36を上抜け、一時29.66まで上昇する場面もみられた。2022年10月以来の水準まで上昇しており、20.00を上回る水準で推移が続くと、リスク回避姿勢が高まりやすいとみられる。