6月の国内雇用環境は総じて改善~大和総研
大和総研では6月の雇用関連指標を受けてリポートしている。6月の完全失業率(季節調整値)は2.5%と5カ月ぶりに低下。6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍と3カ月連続で低下したが、一方で新規求人倍率は同2.26倍と3カ月ぶりに上昇した。大和総研では、先行きの雇用環境は緩やかな改善が続くとみている。幅広い業種で人手不足が続く中、労働需要は総じて旺盛と捉えている。積極的な賃上げが進むなど、足元では人手確保に対する動きが加速しているとのこと。ただし、投入コストの上昇が企業収益を圧迫し、労働需要を下押ししている点には引き続き注意が必要と指摘している。