東京マーケットダイジェスト・31日 円乱高下・株高
(31日15時時点)
ドル円:1ドル=152.86円(前営業日NY終値比△0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=165.46円(△0.21円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0824ドル(△0.0009ドル)
日経平均株価:39101.82円(前営業日比△575.87円)
東証株価指数(TOPIX):2794.26(△39.81)
債券先物9月物:142.72円(▲0.65円)
新発10年物国債利回り:1.060%(△0.065%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.16600%(△0.01000%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比 3.7% 2.8%・改
6月鉱工業生産・速報値
前月比 ▲3.6% 3.6%
前年同月比 ▲7.3% 1.1%
日銀金融政策決定会合(日銀金融市場調節目標)
0.25% 政策金利 0-0.1%
6月新設住宅着工戸数
前年同月比 ▲6.7% ▲5.3%
7月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
36.7 36.4
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は一進一退。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて一時153.26円まで急伸した後、152円台半ばまで押し戻されるなど神経質な動きが続いた。午後に入って日銀が政策金利を0.25%に引き上げたことが伝わると、直後には一時151.64円まで急落した。ただ、利上げを織り込んでいた向きもいたことからすぐに153.88円まで切り返した。その後は植田日銀総裁の定例記者会見を待ちたいとして153円を挟んで方向感を欠くなど、総じて荒い値動きとなった。
・ユーロ円も一進一退。日銀の金融政策発表に振らされるなど、ドル円と同様の展開となった。一時164.17円まで急落した後、166.53円まで一転上昇するなど乱高下した。
・ユーロドルはもみ合い。午前は底堅く1.0830ドルまでじり高に推移していたが、総じて円絡みの取引が中心となったため上値は限定的だった。
・日経平均株価は3日続伸。日銀の利上げに踏み切ったが、材料出尽くしとして銀行株を中心に幅広い銘柄に買い戻しが入った。値嵩株が引けにかけては相場をけん引する形で一段と上げ幅を広げた。
・債券先物相場は4営業日ぶりに反落。午後は大きく乱高下しながらも日銀による金融引き締めが売り材料視され、一時142.60円まで大きく値を下げた。