ランスの動きが日経平均型に入ったとみられる。引き続き、このところの保ち合いレンジ内での推移だが、朝方は指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが重荷となるため、NT倍率は低下しやすいだろう。5月31日に付けた13.85倍辺りが目先的に意識されてきそうだ。ただし、日銀会合通過後は反転する可能性も考えられ、スプレッド狙いは限られよう。
30日のVIX指数は17.69(前日は16.60)に上昇した。地政学リスクへの警戒もあり、一時18.32まで値を上げる場面もみられた。FOMC通過後に低下をみせる可能性はあるが、方向性としては4月19日に付けた高値21.36辺りが意識されそうだ。20.00を上回ってくるようだと、慎重姿勢が強まる可能性もあり、引き続き注意しておく必要がある。