上回ると売りが先行したものの、「イスラエルはヒズボラに報復した」と伝わると中東情勢が一段と悪化するとの見方から相対的に安全な資産とされる米国債に買いが入った。
・原油先物相場は3日続落。中国経済の低迷と同国のエネルギー需要鈍化への警戒感が強まり、時間外取引から売りが先行。6月上旬以来の安値となる74.59ドルまで下押す場面も見られた。取引時間中には「イスラエルはベイルート近郊のヒズボラ評議会付近に向けて報復攻撃を実施した」との報道が伝わったが、中東の緊張激化を手掛かりした動きは限られた。
・金先物相場は上昇。明日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えるなか、米長期金利が連日で低下していることが手掛かりとなり、金利を生まない資産である金需要が高まった。