株価指数先物【昼】 ショート一巡後は3万9500円辺りでの膠着
日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の3万9500円(-0.10%)前後で推移。寄り付きは3万9320円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9500円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き時には3万9250円まで売られたが、その後はショートカバーが優勢となり、中盤にかけて3万9640円とプラスに転じる場面もみられた。終盤は再びマイナス圏での推移となったが、3万9500円近辺での底堅さが意識されている。
アルファベット<GOOG>、テスラ<TSLA>の時間外取引での弱い値動きのほか、為替市場で円高に振れるなか、朝方はショートの動きが強まったようである。ただし、ニデック <6594.T> [東証P]が買い気配から始まり、指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857.T> [東証P]、東京エレクトロン <8035.T> [東証P]が売り一巡後に上昇に転じたこともあり、早い段階でショートカバーを誘う形になった。とはいえ、積極的なロングは限られており、3万9500円を挟んだ膠着が続きそうだ。
NT倍率は先物中心限月で13.98倍と小幅に上昇。朝方は13.92倍まで低下する場面もみられたが、その後は持ち直しており、一時14.01倍に上昇した。直近の保ち合いレンジ内での推移であり、スプレッド狙いの動きは限られているだろう。