はえーなんて終わり方や
まず幸村が小鷹を見送る場面はよかったし理科が小鷹を説教する場面もかなり恥ずかしかったけどまあそれもありなのかなと
理科と友達になろうという場面、友達って都合のいい言葉やなと思いながらも演出がよかったからなんか満足感を得たし
そして部室に戻り星奈と和解してハッピーエンド…とここまで見るとそれはそれでよかったのかなあと思ってしまった
しかしその後の夜空の「旅に出ます」そしてエンディング
この物語を小鷹、星奈、幸村、理科によるラブコメとして見ると3人のヒロインの立ち位置がはっきりしてなかなか面白かったような気もする
しかしそこに夜空という存在が入ることで一変する
元はと言えば隣人部は夜空がかつての幼馴染で自分が本当は女であることすらいえなかった小鷹との時間を取り戻すために創設した
一方小鷹にとって夜空はただの変な奴、友達候補であって星奈、幸村、理科、マリアと何ら変わらない仲間の一人であった
夜空にとって予想外ながら隣人部は部員を獲得しみんなでそれなりに楽しい日々を送ってしまっていた
すべての始まりは夜空だったのに、夜空がいなければみな幸せになることなどなかったはずなのに
今度は夜空がいなくなった方がみんなが幸せになれるというなんとも皮肉な展開
それまで意図的に悪く描写されていた夜空だけどこの最後の2分ほどで彼女に一気に同情してしまったわ
アニメとしてはここでおしまい、テレビアニメ3期はもちろん劇場版もOVAもたぶんないはず(実写映画化はされたらしい)
2期の11話途中までは馬鹿ばかりやって楽しく見てたのに最終回で一気に重くなるなんとも言えない感じやったな
よく言えば余韻が残る、悪く言うと後味が悪い、単なる気軽に見られる日常系と一線を画すことには成功したんじゃないかと思う
うーん手放しに絶賛はできないけれど見たことを後悔するような悪いものじゃないし最終回のおかげで何も残らないものでもない
アニメ見たリストによると放送当時見てるんだよなあ…でも全然記憶に残ってない、ってことは今回見たこともそのうち忘れるんかな
キャラはかわいかったし声優も素晴らしかった、考えさせられるものもあったしまあいいアニメだったと思う、小説は知らん