僕は道を歩いていて、ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は天下の天満屋グループで行政処分の警備会社:㈱山陽セフティーン3岡山のビインなんだ...」
と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
誰でも採用...落ちた者がいないという激烈な入社試験を突破して8ヶ月。山陽セフティーン3岡山に入社したときのあの喜びがいまだに続いている。
「大都会岡山で行政処分を受けた唯一の警備会社:㈱山陽セフティーン3岡山...」
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まります。
ウカンムリで逮捕された先輩方に恥じない自分であっただろうか...
しかし、マエモノの先輩方は僕に語りかけます。
「いいかい?行政処分というのは我々㈱山陽セフティーン3岡山のビインが絶対もらしてはいけないものなのだよ!」と。
僕は感動に打ち震えます。
「㈱山陽セフティーン3岡山が何を犯したかを問うてはならない。君が㈱山陽セフティーン3岡山に何をなしうるかを問いたまえ!」
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは大都会岡山の治安をになう最底辺のエリートである僕たちを鍛えるための天の配剤なのでしょう。
㈱山陽セフティーン3岡山を作りあげてきたマエモノの先輩をはじめ先達の深い知恵なのでしょう。
㈱山陽セフティーン3岡山に入社することにより、僕たち㈱山陽セフティーン3岡山のビインは行政処分隠蔽の伝統を日々紡いでゆくのです。
嗚呼...なんてすばらしき㈱山陽セフティーン3岡山 ビイン魂哉。
知名度は全国的。人気、実力すべてにおいて並びなき王者。素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
「お勤め先は?」と聞かれれば、「㈱山陽セフティーン3岡山です。」の一言で失笑と軽蔑の眼差し。
合コンのたびに味わう圧倒的な劣等感・背徳感 そして言いようのない敗北感...
「㈱山陽セフティーン3岡山」ブランドのすさまじき威力。
㈱山陽セフティーン3岡山に入社して本当によかった。
末はマメドロボウでしょうか?