今でこそ世界の主要都市で災害が起きればすぐに映像が入ってくるけど
江戸時代の大衆の世界観なんて東アジアの他はポルトガルとかオランダ程度やろ
そういう意味では世界観は広がったし世界というもの全体は狭くなったかもしれん
でも日本の庶民層に限れば世界はほとんど広がってないやん
朝起きて会社行って帰ってくる、たまに旅行してたまに帰郷する、それで人生が終わるんや
世界を股にかける人なんて日本全体から言えばごく少数やし転勤族が増えたくらいやないか
大げさに言おうが島根県民にとっての鳥取と北海道民にとっての鳥取は違うよ逆もまた然りやと思う
21世紀になっても忌引きになるのは三親等までやし親戚と近所付き合いが希薄になった分人は孤立しとるかもしれん
テクノロジーの進化に振り回されず本来はどうであったのかは忘れないようにすると迷ったときの何らかの指針になるやもしれん
もちろん昔の人は情報が入らない異国に罵声を浴びせることはできなかったわけやしリアルの繋がりがないから傷つけていいってのは全くの的外れ
向こうがこちらの攻撃しうる範囲にいるってことはこちらも向こうの攻撃射程内にいるってことを忘れずに配慮はしなければならない