たとえばレストランで警官の目の前であるキャラがカツアゲされているのに見て見ぬふりをされ
一文無しになったキャラが代金払えないからレストランから逃げた途端に追いかける場面があったとする
これはいわば矛盾やんな、警察はどこに目つけとるんじゃって視聴者に心のつかえを生み出す
もしもテーマが警察の理不尽さを取り扱い主人公が警察をぶっ潰すものだったらそれはそれで物語として成り立つ、心のつかえがとれる可能性が残されるから
でもそうではなくてただ単に主人公を逃亡者にするためだけに描いたのなら叩かれるわな、視聴者は心のつかえを抱えたままストーリーが進んでしまう
TARI TARIは学校の理事がとんでもないことをしてくるからそこに矛盾が生じる、保護者たちは全員子供に無関心かなにかか
しかしその矛盾生んだ理事を直接ぶちのめす場面はない、ずさんな学校運営はテーマではないんや
廃校や文化祭中止はあくまで物語を盛り上げるだけの小芝居、だから唐突な印象も強くなる
視聴者としては理不尽な理事を見て心にモヤモヤを抱えるけどそれが解消されることなく真のストーリーを見せられてしまい困惑する
このような物語で扱わないしょうもない矛盾が生むモヤモヤがツッコミを入れたくなるフィクションに求めるリアルなんかなあ