【海外】ヘッドスカーフを着用していた妊婦が人種差別被害に お腹を蹴られ流産―イギリス[09/19]
2016/09/19(月)
肌の色、国籍、宗教、性別などで差別をする人はあとを絶たない。
8月6日に何とも悲しい事件が起こっていたことを、このほど英紙『Metro』が報じた。
英バッキンガムシャー州ブレッチリーで中東系の女性が差別を受け、暴力を振るわれた。
女性は妊娠しており、この暴力によりお腹の子を流産してしまうという痛ましい事件となった。
警察によると、目撃者の女性(34歳)はブレッチリーにあるスーパーマーケット「Co-op」で、ヘッドスカーフを巻いていた中東系らしき女性が1人の男に近寄られ差別的発言を受けていたのを見た。
男は女性が駐車していた車まで近付き、連れと思われる男性の頭を氷が入った袋とボトルで殴りつけ、さらには女性の腹部を蹴った。
スーパーの駐車場は Hazrath Shahjalal Jamie Masjid mosqueというイスラム教のモスク(礼拝堂)の近くにあり、倒れた女性を多くの群衆が囲むようにしていたと目撃者の女性は語っている。
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