大学の奴隷所有が当たり前だった時代
奴隷たちをルイジアナの農場に売り渡したのは、カトリックの修道会であるイエズス会が運営するジョージタウン大学だった(写真)。 1789年にワシントンで創立された名門校だったが、当時は経営難から存続の危機に陥っていた。 経営難に苦しむ学長(イエズス会の神父)は、起死回生の策として奴隷の売却を決めたのだった。 ..............
奴隷の労働によって経営が成り立っていた大学は、ジョージタウンのみならずハーバードやコロンビア、ブラウンなど数多い。 当時は、宗教団体であるイエズス会ですら、奴隷の所有は「不道徳な行いではない」と認識していた。