http://www.sankei.com/world/news/150729/wor1507290010-n1.html
原爆投下めぐり円卓会議 ロシア下院議長主催
2015.7.29 01:38更新
ロシア下院は28日、ナルイシキン下院議長が8月5日、米国による広島と長崎への
原爆投下に関する円卓会議をモスクワ国際関係大で開催すると明らかにした。
ロシアは米国が原爆を投下した狙いについて、軍事力を誇示して第2次大戦後の
世界秩序の主導権を握るためだったと分析しており、ウクライナ危機で対立を深める
米国の「非人道性」をあらためて強調する狙いがあるとみられる。
ナルイシキン氏はプーチン大統領の側近。下院の報道担当者はロシアメディアに
「この悲劇を正当化しようとする政治家や公人がいるが、良識ある人々はこのような
犯罪行為を繰り返してはならず、核兵器の使用により世界が破滅する可能性があると 考えている」と強調した。
円卓会議にはモスクワ国際関係大の研究者らが参加し、安全保障上の脅威や
「人類を生存の縁に追いやった出来事からの教訓」(下院報道担当者)をめぐり 意見交換するという。(共同)