も食わず刺身と大葉だけを白御飯で。他にも多くを辞めた。正しくないから。そのためには、当然自力が必要。なので母など途中から放っておいて、自炊に次ぐ自炊。こうして引き篭もり脱出できた。
君らも、中古屋巡りの次は、量販店に行けばいい。いずれ一人暮らしをするのならば洗濯機も買わないと行けないああでもないこうでも無い云々とするのも楽しい。何と言っても、引き篭もりから普通になっていくのが嬉しい。まずは中古屋。店員が貧乏人に慣れていて、服装などおかしくても言うほど気にしない。なので中古屋巡りと散歩。あとは量販店。親に無理な領域ならば、自分でも少し買ってみて、少し作ってみて。自炊の楽しさも分かる。俺は魚を捌けるくらいではある。自分が食う刺身はほとんど自分で引く。出汁も引く。鱗をかいでと変わった言葉遣いも覚えた。その内市場に行きより最高な物を買うつもり。どうだ。羨ましいだろう。頑張ろう。ちゃんと寄付に繋がる俺の作品や商品で休憩しつつ。俺らは引き篭もり経験者だ。君らにもできる。教えたとおり、天才は天才は知るだ。努力は努力を知る。神様は神様を知る。俺は君らが努力していることを知っている。あとはその方向性だ。それは俺が教えた。その方向へ進むのみ。頑張るのみ。ちゃんと休みつつ。
もう一つ。頑張りすぎないように。それが、燃え尽き症候群という奴だ。君らは頑張れば頑張るほどに結果が出た。だからもっと頑張った。だけど頑張りすぎだから壊れた。それが引き篭もり。そのどん底の気分で、卑下した。君らは卑屈になっているだけ。本当はもっといい。それぞれにいい面がある。その才能を見せてくれ。あることは分かっているから。俺は信じているから。
まあ、また何かあれば教える。今はこれくらい。では自分の才能を信じて、例えば洋菓子を辞めて和菓子にするでも何でも、親に塩結びを作ってもらうでも何でもしてみよう。案外美味しいから。そして、部屋の整理。洋を捨てて和にしてと。俺は卒アルも捨てたから大丈夫。さらに外へ出てみて、体を使うと頭が働くので、経歴表を考えてみて、書いてみて、これを繰り返して。 じゃあ健闘を願う。君らも天才なんだよ。忘れたらたら駄目だよ。またね。