風にやや冷たさをおぼえる朝となりました。
きのうの雨のなごりの露が、夏草の上や木々の下枝に宿り、夜明けの赤光のなかに危うく震えています。
散るのが先か、それとも乾くのが先か、どちらにしても儚いものです。
わすれめや葵を草にひきむすび仮寝の野べの露のあけぼの(新古今和歌集・式子内親王)
風にやや冷たさをおぼえる朝となりました。
きのうの雨のなごりの露が、夏草の上や木々の下枝に宿り、夜明けの赤光のなかに危うく震えています。
散るのが先か、それとも乾くのが先か、どちらにしても儚いものです。
わすれめや葵を草にひきむすび仮寝の野べの露のあけぼの(新古今和歌集・式子内親王)