沖縄県警沖縄署は12日、中学3年の少女(14)に対する強姦(ごうかん)の疑いで逮捕した 米海兵隊キャンプ・コートニー所属の2等軍曹タイロン・ハドナット容疑者(38)を送検した。
北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧(ずけらん)では、小雨がぱらつく中、 約250人の市民らがシュプレヒコールとともに米海兵隊基地司令部のある同基地前をデモ行進。
うるま市から夫婦で駆けつけた玉城毅さん(57)は 「怒り、怒り、怒り…。それ以外にない。またかという思いだ。米軍は沖縄を植民地のような感覚で見ているのではないか」と憤った。
米軍普天間飛行場の移設先、名護市のキャンプ・シュワブ周辺で座り込みをしている大学生の女性(20)は「基地の存在自体に抗議する」と訴えた。
福田康夫首相は「誠に残念だ。絶対に再発しないよう米国に強く要請しなければならない」と強調し、 日本政府として再発防止策の徹底を米側に強く申し入れる考えを表明。
政府はきょう13日に小野寺五典外務副大臣を沖縄県に派遣する。 【また…沖縄米兵 中3少女暴行で逮捕】